センサアプリケーション用「レクテナ遠隔給電モジュール」 マイクロウェーブ展2011にて、限定公開実験をDENGYOが実施

日本電業工作株式会社(本社：東京都千代田区、代表取締役社長：岩本 眞)は、11月30日(水)から12月2日(金)、パシフィコ横浜において開催される展示会「マイクロウェーブ展2011」(2011 Microwave Workshops ＆ Exhibition)にて、当社が開発したセンサアプリケーション用「レクテナ遠隔給電モジュール」のデモンストレーションを限定公開いたします。

マイクロウェーブ展にて、当社開発中のレクテナの実社会における適用可能性を直接ご体感いただきたく、電力収穫用電波を実際に空間伝送いたします。レクテナにて収穫した電力により、センサ｛温度・モーション(人感)・衝撃｝を起動し、取得情報を表示するまでのアプリケーションデモを実施いたします。

なお、今回の実証実験につきましては、ご来訪者様にゆっくりと展示内容をご覧いただきたいと考え、各日20名様の定員制で実施させていただきます。
また、同展示会では、当社の最新ソリューションを一同に揃え、展示いたします。

センサアプリケーション用「レクテナ遠隔給電モジュール」のデモンストレーション概要、お申し込み方法、及びその他の展示内容は下記のとおりです。

＜展示品の概要＞

1. レクテナシリーズ　マイクロ波反射電力回生装置用整流回路 (実機静態展示)
マイクロ波エネルギー使用機器において生じる反射電力を直流電力に整流し、回生電力として戻すことにより、機器の省エネルギー化に貢献する100W整流回路です。

2. LTシリーズ　TDD対応MIMOフェージングシミュレータ (実機によるデモ展示)
TDD方式に対応した双方向通信の評価ができます。1台で2×2、4×4、機能拡張により1台で最大4×12MIMOのシミュレーションが可能です。また、光インタフェースを搭載することにより、磁気やノイズの影響を受け難く、最大78GB／sの高速データ処理を実現しています。RF周波数範囲はカスタマイズ可能で、将来のRF周波数拡張にも対応できます。さらに、相互干渉、パス数の増加、広帯域化などMIMO特有の複雑な干渉環境を再現性高く作り出しますので、正確な評価が可能となります。

3. マルチメディア無線伝送システム　テレポータブル® (実機によるデモ展示)
誰でも設置・設定し、プロ用機器から家庭用機器まであらゆる画像やデータが生中継できるマルチメディア伝送システムを「テレポータブル®」として製品化しています。軽量・コンパクトにまとめられ、最大約10kmの通信距離で高画質動画など大容量データの伝送が可能です。免許不要の2.4GHzモデルと、干渉の少ない高品質通信の4.9GHzモデルの2機種をラインアップしております。

4. 自然災害検知無線システム (パネル展示)
高性能画像解析ソフトと、ポータブル型無線伝送装置を組み合せることにより、自然災害の『自動検知』を『無線』で実現できます。

5. スマート＆コミュニティソリューション (パネル展示)
もっと便利に！もっとスマートに！をテーマに、当社が移動体通信や放送用通信で培ったアンテナ・フィルタの電波技術を活かして、通信環境の充実と、スマートな街づくりを両立して実現するソリューションをご紹介します。今回、特にピックアップしてご紹介するのは、下記のとおりです。

■景観アンテナ
オフィスビルやマンションの壁面に設置する携帯電話基地局用平面アンテナです。厚さ60mmの薄型で、塗装色をカスタマイズできます。

■耐環境・耐熱アンテナ
劣悪な設置環境での使用を想定したM2M、移動通信用の耐環境・耐熱アンテナです。-40℃〜＋125℃(参考値)の温度条件でも動作します。

■携帯電話基地局用共用器
携帯電話基地局装置は、年々小型化が進んでおります。当社は、長年培った経験と技術力を活かし、限られた装置スペースに合わせて最適な共用器をご提供します。減衰特性のカスタマイズ、各周波数帯間の共用にも対応できます。

6. センサネットワークモジュール　(パネル展示、参考出展)
マイコン、Wi-Fi機能、センサを搭載したセンサネットワーク無線機です。最大3台まで任意のセンサ(用途にあわせて載せ替えも可)を搭載できます。

＜展示品情報参考ホームページ＞