報道関係者各位
プレスリリース(報道資料)
2021.05.18
ニュースリリース
「貼るだけで簡単設置!カモフラージュもできる基地局アンテナ」 Film Wrap Antenna®シリーズ フィルムラップセクタアンテナ™をリリース 5G基地局へ導入開始
日本電業工作株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:瀬川 純、以下「日本電業工作」)は、曲面にも設置可能な超薄型アンテナ(以下「フィルムラップセクタアンテナ」)を5G基地局へ商用導入いたしました。
アンテナ概要
◆特徴1 低い視認性!環境融合性!
超薄型・小型・軽量、カモフラージュフィルムによる環境融合で、「目立たないアンテナ」を実現
◆特徴2 高い施工性!
強力両面テープにより、屋内外、平面・曲面問わず、大仰な工事が不要
金具レスで様々な場所に設置ができる汎用性を実現
◆特徴3 構成の柔軟性!
アンテナをモジュール化し、モジュールを複数組み合わせることで、周波数や出力数、利得などを柔軟に変更可能
想定利用シーン
現在の移動通信基地局で利用されるアンテナは高所に設置される場合が多く、鉄塔やビル屋上に鋼管柱を設置し、取り付けていました。しかし5Gで利用する高い周波数帯は空間の伝搬損失が4Gに比べて大きいため、安定した通信エリアを確保するためにはアンテナをユーザーに近い低所に設置するケースが多くなることが想定されています。
低所に設置する場合、ユーザーの視線に近づくため、視認性が高くなります。また鋼管等の取付具の設置可能箇所が限定されます。そのため周囲環境に適合した低い視認性と高い取付汎用性を持つ本アンテナが広く活用できます。
施工事例
図1 5G基地局に設置されたフィルムラップセクタアンテナ
内部構成
超薄型のパネル型アンテナモジュールに柔軟なカモフラージュシートをかぶせる構造になっている。
モジュールには異なる性能を持つ複数の種類がラインナップされており、この組み合わせを変更することでアンテナのスペックを変更することができる
図2 アンテナの構成
アンテナスペック
※Film Wrap Antenna、フィルムラップセクタアンテナは日本電業工作株式会社の商標です。